1着◎カンパニー
中段から上がり3Fで実に長く速い脚を使って突き抜ける。昨年とは違い中盤でペースが緩んだため先頭との距離が余り開かず、残り4Fから徐々にペースアップして持続力を要求される流れになったことで持ち味を存分に出し切ることが出来た。それにしても、8歳にして相次ぐベスト指数の更新とは恐れ入る。次は、マイルチャンピオンシップのようだが、適性はむしろジャパンカップのはず。そろそろ反動が気になるところではあるが、是非ともチャレンジして欲しい。
2着×スクリーンヒーロー
2番手先行からギリギリまで脚をため持ち味の瞬発力を繰り出すも、カンパニーにはあっという間にかわされてしまう。ただ、指数的には昨年のジャパンカップを上回っており、ベストパフォーマンスと言って良いだろう。
3着◎ウオッカ
結果論で言えば位置取りが後ろ過ぎた感はあるが、レースの入りが13.0秒と遅く押さえざるを得なかったというのが実情だろう。それでも、直線半ばで馬群から抜け出してくるときの脚は非常に速く、持ち味は十分に発揮していると思う。ただ、気になるのは徐々に使える脚が短くなっていること。今回のように上がりの速いレースを後方から差し切るには、瞬発力と同時に持続力も要求されるので、そういう意味ではかなり厳しい流れではあった。巷では引退説が取りざたされているが、能力が衰えたわけではなく走りの質が変化してきているだけなので、是非ともジャパンカップでの雪辱を期待したい。
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