このレースのポイントは4F目の「12.4」
カンパニーが勝てたのも、マイネルファルケが残れたのも、全てこれが要因。ここでペースが緩んだことにより、マイル戦の時計勝負にはならなかったため、距離適性がマイルよりも長目の馬が上位を占める結果となった。
1着◎カンパニー
カンパニーにとってマイル戦は決してベストの条件ではない。しかし、4F目の坂の上りのところでペースが大きく緩んだことにより、天皇賞や毎日王冠と同じスローペースからの速い上がりというカンパニーの得意な流れになった。
それともう一つの勝因は、横山典弘のファインプレーだろう。スタート直後、やや仕掛け気味にポジションを取りに行っている。それにより中段に位置することができ、ペースが緩んだところで一息入れることが出来た。
2着…マイネルファルケ
直後に付けているのがキャプテントゥーレ・ヒカルオオゾラだったことがマイネルファルケの逃げを楽にしてしまった。なぜなら、この2頭はタイプは違うが、いずれも中盤で息が入る流れを得意としているため、番手に付けていながら先頭にプレッシャーを掛けることが出来なかったのだ。
4着▲キャプテントゥーレ
いつも通り、逃げ馬を前に置いて番手から流れ込む競馬。流れに助けられたこともあり、十分に力は出し切った。逆に、この馬を基準に考えると今年のマイルチャンピオンシップが如何にレベルが低いかが分かる。
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