クリックよろしく→競馬ブログ・ランキング

2010年05月17日

河内一秀の「カツラギ的」オークス(優駿牝馬)2010前走分析

阪神競馬場の馬場改修で桜花賞が阪神外回りコースに変更されて今年で4年目だが、桜花賞とオークスの関連性は以前よりも強くなっている。実際に、過去2年は桜花賞組が3着以内を独占しているし、3年前はトライアル組が2・3着に入線しているが、この年は桜花賞1・2着のダイワスカーレット・ウオッカが出走していないので、実質的には過去2年と同じ状況だと言える。

また、過去3年のオークスの優勝馬は、いずれも1800mのレースに出走経験がある。

以下は、過去3年のオークス優勝馬の、1600mでの最高指数を記録したレースと、1800mでの出走歴の一覧である。

■2009年 優勝馬:ブエナビスタ
55.2 桜花賞(1600m)1着
44.7 新馬(1800m)3着←牝馬最先着

■2008年 優勝馬:トールポピー
51.1 桜花賞(1600m)8着
50.2 黄菊賞(1800m)2着←牝馬最先着
41.1 新馬(1800m)2着←牝馬最先着

■2007年 優勝馬:ローブデコルテ
51.8 桜花賞(1600m)4着
49.8 コスモス賞(1800m)2着←牝馬最先着
50.4 新馬(1800m)1着

以上のように、桜花賞で1600mでの最高指数を記録し、かつ1800mのレースで勝利(牝馬最先着)の経験があることがわかる。

次に、今年の出走予定馬で上記の条件を満たしている馬をピックアップしてみよう。

■アパパネ
54.1 桜花賞(1600m)1着
43.2 新馬(1800m)3着←牝馬最先着

■オウケンサクラ
53.6 桜花賞(1600m)2着
53.8 フラワーカップ(1800m)1着
50.1 未勝利(1800m)1着

■コスモネモシン
52.0 桜花賞(1600m)9着
52.6 フラワーカップ(1800m)2着
42.5 未勝利(1800m)1着
44.0 未勝利(1800m)4着
46.5 未勝利(1800m)2着
33.6 新馬(1800m)8着←牝馬最先着

上記の3頭が条件を満たしているが、アパパネの新馬戦での指数はブエナビスタと比較しても低く、1800mでの実績としては不十分である。また、コスモネモシンは、未勝利戦の指数は低いが、フラワーカップの指数が高く、1800mでの実績として十分だと考える。

以上の考察により、今年のオークスはオウケンサクラ・コスモネモシンが中心になると結論づけたい。

なお、ここで述べた見解はあくまでも、カツラギ指数をベースにした前走に関する一考察であり、カツラギの最終結論では無いことをお断りしておきたい。
posted by 河内一秀 at 16:00 | TrackBack(0) | コラム
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/38468636

この記事へのトラックバック