阪神競馬場が改修され、舞台が外回りコースに移って4年。サンプルとしては少なすぎるが、大きくコースレイアウトが変わっているので、過去4年に絞って分析してみたい。
以下は、過去4年の桜花賞優勝馬の1600m以上のレースでのカツラギ指数と着順の一覧である。
■2010年 アパパネ
54.4 チューリップ賞(2着)
53.0 阪神ジュベナイルフィリーズ(1着)
53.9 赤松賞(1着)
47.0 未勝利(1着)
43.0 新馬(3着)
■2009年 ブエナビスタ
51.7 チューリップ賞(1着)
53.6 阪神ジュベナイルフィリーズ(1着)
49.1 未勝利(1着)
44.7 新馬(3着)
■2008年 レジネッタ
50.5 エルフィンステークス(3着)
48.5 阪神ジュベナイルフィリーズ(6着)
52.9 500万下(1着)
■2007年 ダイワスカーレット
54.4 チューリップ賞(2着)
54.9 シンザン記念(2着)
55.2 中京2歳ステークス(1着)
49.0 新馬(1着)
ポイントは、次の2点である。
1.最高指数が最低でも52.9以上の指数を記録している。
2.最高指数を記録したレースで2着以内に入線している。
それでは、今年の特別登録馬に当てはめてみよう。
■ダンスファンタジア
54.3 フェアリーステークス(1着)
53.5 赤松賞(1着)
■デルマドゥルガー
53.1 ジュニアカップ(1着)
■トレンドハンター
53.2 フラワーカップ(1着)
■マルセリーナ
53.6 シンザン記念(3着)
1番目の条件を満たす馬は、以上の4頭である。
さらに、2番目の条件まで考慮すると、ダンスファンタジア・デルマドゥルガー・トレンドハンターの3頭に絞られる。
以上の考察により、今年の桜花賞は、ダンスファンタジア・デルマドゥルガー・トレンドハンターを中心に、マルセリーナを加えた4頭の争いになると結論付けたい。
なお、ここで述べた見解はあくまでも、カツラギ指数をベースにした前走に関する一考察であり、カツラギの最終結論では無いことをお断りしておきたい。